合宿ごはん八日目（最終日）

いよいよ最終日。この日は延期になっていた水源を巡る旅に出ます。早起きをしておにぎりを握る予定が、前日の深酒でまさかの寝坊。でも、結束力の強まった私たちは生徒さんたちもスタッフもひとつになっててきぱきと朝ごはんを作り、おにぎりを握りました。素晴らしいチームワークで一時間で作業完了！朝ごはん・七分づきごはん・ひじきとまいたけの揚げ春巻き・スチームキャベツと桜えびのお浸し・残り野菜の味噌汁

手間のかかるおにぎりだって、春巻きだって、大勢で作ればあっという間。みんなで作った朝ごはんは格別な味がしました。お昼ごはんをまとめて車に積み込み出発です。まずはパーマカルチャー農園のあるPICA山中湖ヴィレッジへ。ここは愛知万博の地球市民村にあったパーマカルチャーガーデンを移設したそうです。スパイラルガーデンやバイオジオフィルターなどが実際見られます。

スパイラルガーデン

食べられるハーブガーデン

キーホールガーデン

コンポスト

バイオジオフィルターここの物販コーナーがなかなか良い品ぞろえでした。友達がやっているスパイス屋さんN HARVESTも置いてありました。びわこふきんや足袋のように足にフィットする長靴など、ツボなものがたくさん。ハンモックのあるカフェでミルクジェラートを食べて、次の目的地忍野八海へ向かいます。道中富士山がすごい迫力で圧倒されました。

忍野八海の深い水源はただひたすらに澄んでいて何とも言いようのない美しい色をしていました。ずっと見ていたかった。

見事な富士山。

苔むした水車。途中、御殿場の公園でお昼ごはんを食べました。いいお天気と新緑と、あんまり気持ち良くて写真を撮るのを忘れました。笑メニューは・おにぎり（梅、茄子味噌）・大根と茄子の味噌漬け・さつまいもの茶巾絞りそれとみんなの持ち寄りおやつ。

葉っぱの模様がきれい。七宝焼きのようでした。初夏の気候を満喫した後は三島の柿田川公園へ。光を反射してキラキラ光る水面を見た瞬間にここの虜になりました。

忍野八海に引けを取らない透明感。ここが昔産業廃棄物の溜まり場だったとは思えません。人間の手で美しい自然は取り戻せる。勇気をもらいました。

水草がところどころ浮いたキラキラした水面をカモの親子が通り過ぎ、風がにぎやかに渡っていきました。ここがどこだか、今がいつだかわからなくなるような不思議な感覚になりました。水の持つ力をめい一杯感じて、心が豊かになり、安心感を得ました。本当の豊かさってこういうことなのかなってぼんやりと思ったのでした。最後に公園の広場でみんなでこの八日間を振り返りました。日を追うごとにお互いにいたわりが生まれ、結束が深まった気がします。こんなに素敵な仲間たちに会えて、ごはんをおいしいと言ってもらえてたくさん助けてもらって、しかもみんな前を、同じ方向を向いている。感謝の気持ちがあふれて止まりませんでした。また会える日を楽しみにしています！