和製カポナータ

今日の朝ごはん自家製梅干しこんにゃくの炒り煮麩のすき焼き風煮物切り干し大根とひじきの煮物納豆ニラ玉味噌汁ごはん梅干しは去年母が漬けたものです。赤しそたっぷりで、鮮やかすぎるくらいの赤です。もうすぐ地物の梅が出回る時期。今年は母に教わりながら漬ける予定です。先日、荷物の整理をしに父の実家に行きました。私の荷物は一時的にそちらに保管してもらっています。夏服や、お菓子用の型など持ってきました。あると便利な圧力鍋も。さっそく、圧力鍋を使ってイタリアの郷土料理、カポナータを作りました。
カポナータは夏野菜を煮込むという点ではフランスのラタトゥイユと似てますがレシピはまったく別物。調味には砂糖を入れ、バルサミコ酢をたっぷり入れて仕上げるのがカポナータです。今回は家にある材料だけで作れる簡単、和製カポナータを作りました。オリーブやバジル、ケッパーなどがある場合はそれも入れるとぐっと本格的になります。
簡単カポナータの作り方①圧力鍋につぶしたにんにくとオリーブオイルをたっぷり加え、弱火でしゅわしゅわと音がするまで炒める。乱切りにした茄子は水に20分くらい浸してあくを抜いておいて、同じく乱切りにしたズッキーニと一緒に水切りして鍋に加える。中強火でざっと炒める。生のトマトを乱切りにしたものか、トマトの水煮缶を加えて塩を振る。②圧力鍋の蓋をして、圧力がかかったらごく弱火にして3分煮る。圧力を抜いて、蓋を取ったら砂糖を大さじ1杯ほど加えて水分を飛ばすように強めの中火で炒め煮する。③水分が飛んできてとろみが出たらバルサミコ酢を注ぐ。バルサミコ酢がなければ、お酢を入れる前にしょうゆをひと垂らしする。お酢は米酢でもりんご酢でも。塩とこしょうで味を整える。調味料の分量は味をみて、おいしいと思えるようにご自身で調整してみてください。お酢は思い切って入れるとおいしくなります。酸味が強すぎた場合は長めに加熱すると弱くなります。にんにくの次に薄切りにしたたまねぎやセロリ、ローレルや鷹の爪なんかを加えてもおいしくなります。最近思うんですが、料理ってこうしなきゃっていうのを意識しすぎると楽しくなくなるしどこかのレシピ通りにやっていたらなかなか覚えられません。(最初はレシピ通りでいいんです)今ある材料で、最後にこんな味になったらいいなっていうのを想像しながら工夫するのが後々、「自分の料理」というものにつながるんではないかなと思います。とはいえ、本物を味わってないと、最後の着地点も想像しかねます。今日は身近な食材でできる簡単カポナータを紹介しましたが、私がシチリアで食べて感動した、大好きなレストランの味も再現してレシピをご紹介できたらいいなと思っています。

ヒナタノ食堂

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